2022.07.23 Saturday/18:36 |
グライダー |
バンビシャチョーです。
ワタシ、スキーが趣味の中でも大きなウェイトを占めていますが、実は2年前から新たな趣味を始めました。
それは「グライダー」です。
実はワタシの小さい頃からの夢は飛行機のパイロットでした。
中学の頃から憧れはじめ、大学もそのつもりで通い、就職時は航空会社の自社養成パイロットの試験を受けまくっていました。
ある航空会社は奇跡的に5次くらいある試験をパスし、重役面接もパス!
こりゃいけるか!?と思ったところで最後に受ける身体検査であえなく不合格・・・
今は何故か古着屋とクレープ屋を生業として生きております。
でも、心の中にずっと空を飛びたい気持ちがあったのでした。
2年前、ひょんなことからS道さんという友達(友達といっても親父より年上の80ウン歳の大先輩!)になりました。
そのSさん、何とグライダーパイロット!
65歳の時にライセンスを取得し、80を超えた今もまだ航空身体検査もパスしてライセンスを維持しているという、スーパーオヤジ!
そのSさんにお願いして諏訪市グライダー協会に入れていただきました。
2年前、コロナが猛威を振るい、いつもなら毎週末イベントでキッチンカーを引っ張り回していましたが、
まるっきり仕事が無くなり、従業員が働く出店場所は確保したものの、ワタシはほぼ無職・・・
どうせヒマならやってみたかったことやろうと、週末、霧ヶ峰のグライダー滑空場へ通ったのでした。
コロナで商売の見通しは明るくはなく、楽観主義なワタシの心にも影を落としてはいますが、
小さい頃からやってみたかったことができる幸せは何物にも代えがたいものでした。
で、そんな中、ついにソロ飛行の日がやってきました。
2020年の8/29に初めてグライダーに乗せてもらってから、約2年。
離着陸も130回を超えました。
7/23の朝、1発教官と飛んで着陸した後、「じゃあ次すぐソロでいってみようか」
「・・・次すぐ??」「そう、次すぐ」
という訳で、ソロが決定。
一口水を飲んでグライダーに乗り込みました。
キャノピー閉めるまではちょっとドキドキしてたけど、キャノピー閉めたらいつもと同じ景色。
教官はいつも後ろに乗るので、振り向かないと乗ってるのかどうか分かりません。
なので、あんまりいつもと変わらん。
準備よしのサムズアップして、ウィンチがグライダーを引っ張り、一気に高度2000mまで引っ張り上げてくれます。
これもいつも通り。ウィンチの速度コールもいつも通り。
旋回時、軽い感じがしたけど、気のせいかも。
何回か旋回しているうちに高度も落ちてきたので、場周経路に入り、着陸の準備。
おそらく地上では教官たちが手に汗にぎって見ているのでしょう・・・
チェックポイントを高度1860mくらいで通過し、速度90kmセット。
第三旋回もラダーだけじゃなく、しっかりバンクをつけて滑らないように注意。
ベースレグでは自分の高さと滑走路の高さを確認。
第四旋回も滑らないように注意!と、いつも教官が教えてくれてたことをいつも通りに。
ファイナルレグではダイブブレーキの開度を調整して滑走路の着地ポイントに合わせます。
接地前、ゆっくり引き起こし〜
無事タッチダウン!
こんな感じの初ソロでした。
どんな名パイロットも自分の初ソロのことは覚えていると言います。
私にとっても忘れられない1日になりました。
その日の夕方、高原の店に集まってお祝い
ソロフライトした後は、水をぶっかけられるのが一般的なようですが、
優しい霧ヶ峰のグライダーマンたちはコーヒー1杯おごるだけで許してくれました。
同じ日にM川さんも初ソロ。
でも、M川さんは元F-15パイロット!
グライダーが初ソロだってだけで、事業用ライセンスまで持ってるプロパイロット!
でも、やっぱりグライダーでの初ソロは緊張したそうです。
ホントかな??
ライセンス取得まではまだまだ長い道のりですが、飛行機を操縦できる、空を飛べるということが嬉しくてしょうがない
時間作ってコツコツ通い、いつかはライセンス取得してみたいと思っています。